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2009年2月、私の所属する日本インダストリアルデザイナー協会中部ブロックは「3R展」を開催しました。

3Rとは“Reduce”,“Reuse”,“Recycle” の頭文字をとったものでエコデザインに寄与するキーワードになります。

3R展では私ども中部デザイン研究所が独自に制定、運用する「13のエコデザインポリシー」についてパネル展示しました。

これは3Rを実現するための具体的なデザイン規範を示したものです。

その中に適切なユーザーインターフェイスがあります。

デザイナーがエコデザインに対して専門的な立場から貢献できる分野として私はユーザーインターフェイスと造形美(プロダクトに対する好感度を増し長く使ってもらえるようにする。)があると考えます。

エコデザインとユーザーインターフェイスなんてあまり関係がないと思っている方が多いのではないでしょうか。

ユーザーインターフェイスはエコデザインに機能する有力なツールになる可能性を秘めています。

最近ある講演資料の中で「環境配慮行動を誘発させる5つの基本コンセプト」が紹介されていました。

このコンセプトには認知心理学の知見が反映されており、人の行動を自然に環境負荷低減に方向付けるものとして興味深いものです。

その内容は以下に示す通りです。

知らない→ 1.知らせる(理解)機器などを使用することによる環境影響を示す

忘れる → 2.気づかせる(認知)視覚・聴覚などの五感を通して環境配慮行動を促す

面倒  → 3.単純・省略化する身体的適合性 身体的な苦痛や疲労を軽減する 心理的適合性 操作などを覚えなくてもよい(環境配慮が基準値)

無関心 → 4.気にさせる(親和)メタファ(隠喩)などを活用して環境配慮行動を誘発させる

5.参加させる(達成)エコロジカルなライフスタイルへの興味を湧かせる

愛知健康長寿クラスター総会資料

環境を意識した行為を誘発するユーザーインターフェイスが実現すればプロダクトを使用する過程の環境負荷を自然な形で低減できるのではないでしょうか。

これらを商品デザインに活かすためにはデザイナーが共有できるデザイン手法の確立が求められます。

このコラムの取っ掛かりに環境行動を促すユーザーインターフェイスについて考えてみたいと思います。

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